的中させやすさは天下一品!ワイドの予想方法を伝授

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JRAでは、ファンのニーズに応じて多くの馬券が登場しています。

若干対応が遅い場合があり、地方競馬のほうが先に導入した馬券も多くあるのですが、特に2000年前後に多くの馬券が誕生しました。

今のトレンドは、より高額配当が期待できる馬券なのですが、ワイドはその流れに若干逆行する当てやすい馬券となっています。

では、ワイドとは一体どのような馬券なのでしょうか?

ここでは、ワイドの魅力や攻略法などについて解説します。

ワイドとはどんな馬券?

ワイドとは

ワイドは、正式名称を拡大馬番号二連勝複式勝馬投票法と言います。

3着までに入る2頭の組合せを馬番号で的中させる投票法となります。

ただし、3着同着の場合、3着・3着の組合せは不的中です。

イメージとしては、複勝を拡大したようなものであり、的中のさせやすさは抜群なものがあります。

ワイドは、控除率という点で見ると枠連、馬連と同様に22.5%に設定されています。

単勝や複勝の20%には及ばないものの、三連系馬券や馬単と比較しても控除率が低いのでお得感がある馬券です。

ワイドは、複勝と同じくオッズが○.○倍のようにしっかりと決まっておらず、ある程度幅広くなっています。

オッズは、以下の計算式で算出されます。

  • オッズ = 払戻率(1-控除率) ÷ 支持率
  • オッズ = 総払戻金額 ÷ その馬券の販売金額

ワイドの場合は、人気馬が上位に入るとレンジの中で低いオッズが適用され、逆に人気薄同士で決まるとレンジの中で高いオッズで決まるという特徴があります。

ワイドの歴史

ワイドが登場したのは、1999年の事です。

ほぼ同時期に、馬単や3連複が登場したことによって、JRAの馬券が一気に充実したタイミングとも言えます。

これ以降、三連単やWIN5などの超高額配当が出る馬券も登場しますが、ワイドのように当てやすい馬券が増えたことによって、特に初心者にとっては重宝されたのは言うまでもありません。

かつて、ハスラー事件のような騒動にまで発展したこともあり、ギャンブル依存症への引き金となる射幸心を煽らないように高配当馬券の販売が見送られていたという事実があります。

ただ、それでもワイドの登場にはいささか時間がかかった印象がありますね。

発売後数年間は、馬連と同じく出走馬が8頭以下の時には発売されていない時期がありました。

ただ、現在では8頭以下の時にも発売されています。

ワイドの過去最高配当は?

ワイドの過去最高配当

ワイドは、当てやすい馬券である反面、配当が低いというイメージがあります。

ただ、過去以下のような高配当が出現したこともあるのです。

1位:129,000円

ワイドの過去最高配当は、2017年12月3日の4回中京2日7R 3歳以上500万円以下 ダート1,800メートル戦でマークしています。

このレースは16頭立てで行なわれたのですが、勝利したのは15番人気のディスカバー、3着には14番人気のメイショウナンプウが入りました。

また、2着にも6番人気のスズカフューラーが入ったことで、ディスカバーとメイショウナンプウとの組み合わせで129,000円の高配当となりました。

ジョッキーだけ見ると、木幡初也-松山弘平-内田博幸であり、このような高配当になるイメージがない中で、思わぬ高配当と言えますね。

2位:124,860円

歴代一位の高配当が出た翌週の2017年12月9日、奇しくも同じく中京競馬場のダート1,800メートルで124,860円の高配当が出ています。

16頭立てで最低人気のランニングウインドが勝利して、2着にもアドマイヤガストが入りました。

ちなみに、この組み合わせで馬連は446,550円となり、歴代2位の記録をマークしています。

3位:109,100円

2012年5月26日の東京競馬場 3歳未勝利 ダート1,600メートルで、勝利したのは2番人気のファーマジェンヌでした。

クレッグウィリアムズジョッキーがしっかりと人気馬を勝たせた形になりました、2着には最低人気のスカルラット、3着には12番人気のアデステフィデレスは入線しています。

ちなみに、スカルラットは次戦で見事勝利して、その後も福島競馬場でも勝利しています。

ワイドのメリットとデメリット

ワイドのメリットとデメリット

ワイド馬券は、メリットもあればデメリットも存在しています。

しっかりと内容を把握して利用することで、より有益に競馬を楽しめますよ。

メリット

ワイドの最大のメリットは、的中しやすさにあります。

18頭出走の場合でも153分の1という組み合わせであり、これに自分の予想を加えればより的中させやすくなるのです。

もし選んだ馬同士が馬券に絡んでも、全くノーマークの馬が絡むと外れてしまうことになりますが、ワイドの場合はその場合でも的中することが可能です。

特に、高額投資をする方にとってはワイド馬券は外せない馬券の一つです。

また、オッズの歪みが出やすい馬券でもあります。

ワイドの場合、あまりボックスなどで購入する方が少ないために、盲点となっている買い目が登場しやすく思わぬ高配当となることも多いです。

この点をうまく活用すれば、ワイドでも十分利益を出すことができます。

他にも、ワイドの場合は複数の買い目が的中することができるという点もあります。

デメリット

ワイドの場合、やはりオッズとしては低くなりがちな点が難点となります。

特に、三連単などのオッズと比較してしまうと、物足りなさを感じがちです。

その分当てやすいという側面があるのですが、多点買いするには向いた馬券ではありません。

他にも、ワイドはオッズが確定するまで読みにくいという点があります。

先に紹介したとおり、他の馬券のように何倍と明らかに表示されているわけでなく○~○倍というざっくりとした表示となります。

もちろん、1倍単位で変化することはないのですが、それでも特に高額投資する場合は、0.1倍変化しただけでも大きく利益が左右されるのです。

他にも、細かな点として3着同着となった場合、3着同士の組み合わせは的中にはなりません。

ワイドの予想方法を伝授!

ワイドの予想方法

ワイドで利益を上げるには、以下のような方法があります。

人気馬同士のワイドが狙い目

ワイドを購入する方の多くが、人気薄の馬が3着までに入ればラッキーというイメージで購入するケースが多いのです。

よって、単勝で人気薄と評価されていても、ワイド人気でいうとそこそこ高く思ったほど配当が高くないと言う場合も多いです。

逆に、人気馬同士の組み合わせは馬連や馬単などを購入する事が多く、ワイドは配当が低いので敬遠されるという傾向があります。

よって、人気馬同士であっても意外とワイドでそこそこ高い配当を得ることができるのです。

人気の盲点をうまく突いた購入方法といえます。

ただ、この方法でも回収率が100%を超えることは稀であり、人気の盲点をうまく狙って購入するレベルに留めておくのがオススメです。

人気馬と中穴人気の組み合わせがおすすめ

ワイドは、人気薄同士でもあまり美味しいオッズになることはありません。

そこでおすすめなのが、1番人気と6番人気程度の中穴人気の馬を購入する方法です。

これで、そこそこ高めの配当を得ることが可能です。

ただ、1番人気と言ってもダントツの人気馬がいるレースは避けましょう。

リスク回避しながら高額投資するのがワイドの醍醐味

競馬には絶対がなく、何かしらのリスクがつきものです。

よって、リスクヘッジしながら馬券を組み立てていくことが重要であり、その意味ではワイドは最適な馬券と言えます。